夢成さねば夢のまま

なんとなく、な日々を生きていました。 昨日まで。今日からは…?

眼が乾く

先日から読みかけの『きまぐれ星からの伝言』を読んだ。
一気に読んだせいか目が痛くてしばらく運転出来ない。

後半はインタビューや小説の選考委員をしていた時の座談会が中心であり、ほとんどが読んだ事のないものばかりだった。
特に新井素子を発掘した際のやりとりが載っていたのは嬉しい。
本当に一人だけその才能を買っていて、他の二人からは「何言ってんだか」みたいな見られ方をしているのに笑った。

俺もユーモアのある人になりたい。
小話を一つか二つはすっと言えるようになれと書いてあるが、現代だと名作コピペとして文化が続いている気がする。
Twitterで何万リツイートされるようなのもそれの類いなのだろう。



やはり、感想を書いても脈絡がない。
昔から感想を書くのが苦手だけど最近は輪をかけてことばにならない。
文章はおろか、文節、単語レベルでしか発せられないのです。
オモシロカッター。カンドウシター。タメニナッター。

鳴き声かよ。

元々、読みながらこのメタファーがどうこう、意味あいがこうだの、そういうのを考えながら読まないでただ没入して読むだけなので、感想が鳴き声にしかならないというのはある。
誰かと作品について話せば、相手と話しているうちに理解して、何かしらの発言をすることはある。
しかし自ら問題提起や考察を上げることは少ない。
ほぼない。

そんな状態を脱する為にも何か今度感想文でも書いてみようかな。
そのためには本を読まねばならないけど、どうしたものか。

ひとまず眼も休めたので家に帰ろう。
明日も仕事だ。

エキサーイエキサーイ

エグセイドの社長振り切れすぎでいいな。

レーザー退場早すぎだと思っているけど今の所はずっとテンション保っていて、面白いわ。
しかしまだ半分にも達していないのにもうあと1クールなくらいに話の進行が早い。

このまま加速し続けてなおかつ纏めきれれば名作になれると思うが果たして。

結論から言えば

左側に服のタグがくるように着ると後ろ前が正しく着れる。

自慢じゃないけど服の後ろ前をよく間違える。
ボタンや飾りがないと本当によく間違える。
寝間着や下着だとほぼ毎回逆に着て着直している。
マーフィーもびっくりな頻度で間違えているのだが、最近上で言ったように気づいた。

服のタグ、というのか。成分表示みたいなマークがついてるやつね。
あれが左側にきてる状態が正しい後ろ前の状態なのではないか。
それに気づけば服を着るとき、タグが左側にくるよう着れば問題ない。
今のところ、100%間違わずに着れている。
これまでの俺の着直す時間はなんだったのか。

えーと、大発見だと思うのだがどうでしょうか。
これはわりと常識?
それとも知られざる裏技?

それ以前に後ろ前間違うこと自体が非常識?

きまぐれという言葉の語感の良さよ。

『きまぐれ星からの伝言』という本を読んでいる。

SF作家星新一の生誕90周年記念に去年、2016年の9月くらいに出版されて、発売直後に本屋で見つけて即買ったものの手付かずで、今更ながら読んでいる。
しかし2017年はデビュー60周年なのでそれにはまだ間に合うはず。
たぶんね。

俺が初めて星新一を読んだのは幼稚園の時。
おばあちゃんの家の本棚で文庫本の『悪魔のいる天国』をめくって、一番最初の「合理主義者」という話を読んだのが最初の星新一体験だった。
もちろんひらがなくらいしか読めなかったから漢字を飛ばして内容もわからず読んで、なんだこれは?となったことは覚えている。
あと挿し絵があったのも覚えている。真鍋博の絵で子供心には細い人だなあと思っていた。

そして小学生も高学年になり、学級文庫で再び星新一を見つけた。担任の先生がファンで、20冊くらいはあったろうか。
俺以外のクラスメートも読みふけっており、俺も読んでみようと数冊しか残っていなかった内の一冊を手に取った。
それは『とのさまの一日』だった。
星新一といえばSFのショートショートであるが、この作品は時代物のショートショートで少しテイストが違い、正直10歳そこらではよくわからなかった。
先生に、つまらん。と言ったら、こっちの方から読んだ方がいいよ。と手渡されたのが『きまぐれロボット』だった。

『とのさまの一日』の半分くらいの薄さで、なんだか物足りなさそうだと思っていたが、するすると読み進み、あっという間に読み終えてしまった。

ここが本当の星新一体験の始まりだろう。学級文庫のを読み終えるとばあちゃん家にあったのを掘り起こして読みまくった。
そこで初めて、幼稚園の頃に読んでいたことを知った。

今ではほとんどの作品は読んだ。
未発表作品集は買ったけど無くしてしまい全部読めてはいない。
このエッセイにしてもまだ半分も読んでいない。
しかし活字を読む体力がアホみたいに失われていて、全然読み進まない…。

というか文章力も死んでいる。
ここまで過去を羅列したけどなんてつまらない文章なんだろうか…。

星新一が作家になったのは会社を31歳の時。
27歳の俺が衰えを嘆くのはいささか早すぎやしないかね。