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夢成さねば夢のまま

なんとなく、な日々を生きていました。 昨日まで。今日からは…?

ばんぷ、おぶ、ちっきん!

昨日のブログでも書いた血界戦線が、まさか!放送延期になってたとは!
楽しみに仕事を乗りきってきたのにこの仕打ち…

しかし、こんなにハマるとは思いませんでしたね。
バンプがオープニングやるってことで見始めたのが、原作も集めるくらいにのめりこむとは。
あとエンディングが良すぎ。車でヘビロテしてます。
きゅー!いー!でぃー!

今回バンプのオープニングも良かったですが、みなさんはバンプと言えば、何を思い浮かべますか?

天体観測バンプ=これ、みたいな曲ですものね!
カルマ? カラオケ行ったらこれ歌います!
ゼロ? 最近はこれでファンになった人多そうですね!
K?フラッシュ世代には天体観測以上にメジャーかも知れませんね!

僕?僕はもちろん……

グングニルに決まってますでしょうが!

いやー、けっこう迷いますけど、やっばこれは外せないでしょう。Kと同じくフラッシュ化してましたし、なんといっても曲がカッコいい。ワンピースがモチーフになってるとか聴きましたが、随所にそれらしい点が…



え?知らない?

この曲を?知らない?

…はあー、そこからですか?そこから…言わせますぅ?

わかりました、今日は僕のヒストリーを交えつつ、BUMP OF CHICKENグングニルについてご説明いたします!

まあ僕の思い出話なだけですけどね!



中学二年の頃。母親から今年の誕生日プレゼントは何がいいか聞かれて、なんでもいい、と思春期丸だしな返答をしたら、…贈られたのが

BUMP OF CHICKENのTHE LIVINGDEAD(画像貼れませんでした)

もうユグドラシルが出るくらいの頃だったので、バンプは売れに売れてる全盛期。しかしながら、音楽に興味が無かった当時の僕は、このバンドのことを全然知りませんでした。
天体観測すら、PVをテレビで見た気がする程度。
(しかも後年、ポルノグラフィティのアポロと勘違いしてたことが判明)

そんな音楽異邦人状態でプレゼントフォーユーされたアルバム。まあ聴いてみましょうか、と妹からCDプレイヤーを借りて再生してみたわけですが……

「……?なんか弾き語り?みたいなのが始まったな。でも表紙を見たら結構ヒゲもじゃなおっさんだけど、声カッコいいな」
本当に初聴の、一曲目の感想はこんなでした。
しかもアルバムジャケットはボーカルの人を描いていて、歌っているのはヒゲを生やしたおっさんだと勘違いしてました。
(妹に言ったら、「声が若々しいからわかるでしょ普通!」)

そして二曲目。「!」
突然鳴り響くハイハット。っジャン!と始まるギターの唸り。今でもこの曲を、グングニルを聴いたときの衝撃は忘れられない。人生初聴興奮度ランキング、ダントツでトップですよ!
(2位はストレイテナーのロックステディ、3位はユニコーンの大迷惑)

速い曲調に、矢継ぎ早に語られる『彼』の物語。救われたようで、救われてないぽっかり空いた感覚。
あっという間に曲の世界に引っ張られて、この瞬間からバンプの虜になりましたね。

その後もグングニルの興奮醒めやらぬまま、息つく暇なく三曲目、四曲目と続いていきましたがもうずっと呆けていました。
Kもエバラスも、全部大好きなんですが、最初はほんとずうっとグングニルに心奪われっぱなしでした。
あんな風なロックな曲を聴いたのが初めてだったのもあるでしょうが。

もう一つ、バンプに惹かれだのは歌詞を読み込んだ時。

よくよく読むとグングニルは曲中の主人公が結局救われてないのですよね。
「船は今 嵐の真ん中で 世界の神ですら それを 救う権利を欲しがるのに」
で終わって、嵐から救われてないんですよ。

どうしてそんなところで終わってしまっているのか
って考えて読んでくうちに、今度はバンプの歌詞の何に惹かれたかが分かりました。

デタラメの宝の地図を信じて、舵を取った主人公。
希望に溢れ、コツコツ地道に造りあげた自前の船に乗り込み、航海に出ます。
信じたそれ自体が宝物で、真贋は二の次なんです。

何度もバンプの曲のキーワードになりますが、自分が信じたことが大切で、そのものの価値は自分が決める…というような。たぶん最初にうちだされたのがこの曲だと思います。

大事なことは本当で、それを笑う権利は他の誰にもないのに、周囲から浴びせられる罵声、嘲笑。
そして一度折れるんです。呪いの言葉が本当になり、悪魔のような高波が襲いかかり、死にかけてしまう。
拳を下げ、信じ切った宝の地図を破り捨てる程に窮した彼に、残ったのは最初の武器と、一本のグングニル

狙ったものは必ず貫く。
例えそれが、酷くどこまでも胡散臭くて安っぽい宝の地図に記された当てのない物だとしても。

グングニルは彼の揺るぎない信念であり、原動力。襲い来る脅威に立ち向かう、唯一の術。
それに気づいた彼は、高波を乗り越えて始まりに戻ってくる。

そしてまた、宝の地図を拾い集めていく。今度は無くさないように。もう一度、旅に出るために旅に出る。

そんな彼の姿を、笑う人たちはいなくなっていた。愚直に夢を追い、挫折を乗り越える姿が、それこそがかつてあった、夢物語の主人公なのだと気づかされたから。

またしても嵐が襲い来る。世界の神ですらそれを救いたいと思うほど、強烈なものが。
しかし彼は負けない。
彼には声援を送ってくれる人たちと、今度こそ信じきった宝の地図があるから。