たった一秒生きるために
いつだって命懸け。
高校生の頃に聴いて今なお素晴らしい。
セイリングデイ。
この頃までは曲が前のめりな疾走感があるんだよなあ。
カルマよりもつんのめって演奏してる感じ。
穏やかになることが悪いことではなく、その曲ごとに応じてやれることをやれば良いと思うけど、その時にしか出来ないことというのもあるのはまた事実。
そのきらめきがどうしようも無くカッコよくてたまらなく憧れてしまう。
今のバンプの格好良さはリボンや流れ星の正体の感じで、それは本当に好きだし素晴らしいと思う。
だけどこのつんのめる曲が懐かしくなるのも仕方ないはずだ。
CDの中に閉じ込めた疾走感を解放する度に、初めて聴いた高校生の自分に帰れる。
元気を貰っていた自分。
それだけで歩けていた自分。
四分間限定のタイムマシンは、いつだってそこにある。
「もう少し浸っていてもいいかな?
また、力を借りてもいいかな?」
きっとこう返してくれるだろう。
当たり前だ、と。